植木組の「柏崎アスファルトプラント」

植木組は道路の材料「アスファルト混合物」をつくる工場で使用する燃料を、従来の重油から都市ガスに切り替えると発表した。都市ガスへの切り替えで、現状の試算では工場での二酸化炭素(CO2)排出量を年間約310トン削減できる。地域に根ざした地方ゼネコンとして脱炭素化の取り組みを積極的に進める。

重油から都市ガスに切り替えるのは同社の「柏崎アスファルトプラント」(新潟県柏崎市)。10月からガス配管工事とプラント設備工事に着工しており、2025年2月に完了予定。同取り組みは環境省のCO2削減事業に対する補助も活用している。

都市ガス用バーナーへの切り替え工事などを進めている

植木組によると、従来はアスファルトに混ぜる石や砂といった骨材をセ氏200度の高温で加熱・乾燥させる燃料として重油を使用し、年間約1120トンのCO2を排出していたという。都市ガスへの切り替えで、年間約810トンまで排出量を削減できると見込んでいる。

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