2025年10月に控える「ウィンドウズ10」のサポート終了を受け、買い替え需要が伸びた(ビックカメラ有楽町店のパソコン売り場)

電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、11月のパソコン(PC)出荷台数が前年同月比47.5%増の70万7000台、出荷額は46.3%増の881億円だったと発表した。台数・金額ともに5カ月連続でプラスとなった。2025年10月に控える米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」のサポート終了を受け、買い替え需要が伸びた。

出荷台数の約8割を占めるノートPCが47%増の59万4000台、出荷額は45.1%増の725億円だった。中でも比較的小型で持ち運びに適した「モバイルノート」が好調で、出荷台数は81%増の33万2000台、出荷額は70.4%増の382億円だった。

新型コロナウイルス禍で購入したリモートワーク向けノートPCの買い替えで、法人・個人向けともに需要がある。小中学校に1人1台ずつ端末を配備するGIGAスクール構想でも一部の先行導入校で買い替えが始まっている。JEITAは「今後も増加傾向が続く」とみている。

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