ブルボンは6月1日出荷分からアルフォートミニチョコレートシリーズの5商品を値上げする。出荷価格改定率は約9%。同シリーズは1年前の2023年6月にも値上げを実施した。カカオ豆など原料価格の上昇やエネルギーコストが高止まりするなか、「今後も継続的にコストの上昇が見込まれる」として再度の値上げを決めた。
アルフォートミニシリーズのほか、6月11日出荷分から3商品の内容量を減らし実質値上げする。「チョコチップクッキー」は1枚あたりの内容量を約4.5%減らす。「ミニシルベーヌFS」は132グラムから123グラムに変更する。
チョコレートの原料であるカカオ豆は異常気象に伴う不作による世界的な供給不足で高騰が続いている。「自助努力によるコスト削減だけでは現状の価格設定による商品提供の継続が難しい状況になっている」(同社)という。
【関連記事】
- ・カカオ危機「ゆがんだ供給」のツケ 長引くかチョコ高値
- ・「カカオクラッシュ」先物一時16%安 下げ幅過去最大
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。