C&FはAZ丸和によるTOBへの意見表明を「留保する」と公表した

C&Fロジホールディングスは7日、同業のAZ-COM丸和ホールディングスによるTOB(株式公開買い付け)を受け、買収提案に対する意見表明を「留保する」と発表した。1日までに法的拘束力のある対抗提案書を4社から受領しており、「提案内容を精査したうえでTOBに対する当社の意見を決定する必要がある」と判断した。

7日に開いた取締役会で、全員一致で留保を決めた。AZ丸和は2日、1株3000円でC&FへのTOBを始めた。期間は6月17日まで。C&Fの自社株や既に保有する株式を除き約1081万株を下限に取得し、649億円を投じて完全子会社化を目指している。

TOB成立後、C&Fは上場廃止となる見込みだ。これまで同社は「マーケットチェックの時間が不十分」として、5月末へのTOB延期を求めていた。延期しなければ「対抗措置も検討せざるを得ない」と、第三者による対抗TOBの可能性も示唆していた。

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