沖縄県内で高速船の就航を目指す久米島オーシャンジェット(沖縄県久米島町)は17日、2025年11月から那覇―久米島、那覇―本部(本部町)間で、高速船の「ジェットフォイル」を運航すると発表した。今後、船体の改修などを経て、25年夏ごろに最終的に運航が認可される見通しという。県内でジェットフォイルの運航は初めて。
同社はJR九州グループが「ビートル」として博多―韓国・釜山間で運航していた高速船を購入した。那覇―久米島間を1日2往復、那覇―本部間を同1往復する。所要時間は両区間とも1時間ほどで、定員は約230人。
運賃は那覇―久米島間の場合、大人料金(普通席、12歳以上)を片道7000円で調整している。久米島町の住民は半額とする予定。
久米島オーシャンジェット社の下地幹郎会長は記者会見で「就航すれば安価で大量輸送が可能になる。久米島に年間20万人の観光客を呼び込みたい」と意欲を見せた。
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