JR九州は28日、日南線の油津(宮崎県日南市)―志布志(鹿児島県志布志市)間について、将来のあり方を議論したいとの考えを沿線自治体に伝えたことを明らかにした。すでに指宿枕崎線の一部区間について同様の議論が進んでおり、実現すれば2区間目となる。
宮崎県と同県日南・串間両市、鹿児島県と同県志布志市に伝えた。各自治体の意向を踏まえ、地域交通の最適化に向けて議論する場を設ける方針だ。JR九州は「鉄道の存廃を前提とせず、地域交通法に基づく再構築協議会などの設置に向けた法的手続きでもない」としている。
同区間の2023年度の平均通過人員は1日あたり179人で、同社の発足時から7割減少した。年間4億1800万円の赤字だった。
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