第四北越フィナンシャルグループ傘下の第四北越銀行は、住宅ローン利用者が認知症やうつ病などを発症した際に保障する団体信用生命保険(団信)の取り扱いを12月2日から始める。ローンを組んで住宅を取得した人が、安心して療養できるようにするのが狙い。同行によると、銀行の住宅ローンの団信に認知症やうつ病に対する保障を付帯するのは初めてだという。
住宅ローン利用者を対象にした「全疾病保障付団体信用生命保険」に、認知症とうつ病を追加する。認知症と診断されると100万円の給付金を支給する。うつ病などの特定精神障害で入院した場合は給付金として10万円を支給し、働けない状態が1カ月超継続した場合は通算6カ月まで毎月のローン返済相当額を保障する。同団信を利用する場合、通常0.30%の上乗せ金利を支払う。
併せて、死亡のほかがん、脳卒中、急性心筋梗塞などになった場合、住宅ローンの残高相当額や一時金などを支払う「8疾病保障付団体信用生命保険」の取り扱いも始める。
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