TKPはノバレーゼの出資比率を高めて共同出店などを強化する

貸会議室大手のティーケーピー(TKP)は14日、結婚式場大手のノバレーゼを連結子会社化すると発表した。TOB(株式公開買い付け)を通じ、出資比率を33%から51.78%以上に高めることを目指す。追加出資額は最大で約25億円を見込む。TOB成立後もノバレーゼの上場は維持し、経営陣も変えない。

TOB価格は1株あたり380円と14日終値比で9%のプレミアム(上乗せ幅)となった。買い付け期間は15日〜12月12日で、買い付け予定数は469万3900〜675万株。国内投資ファンド大手のポラリス・キャピタル・グループなどとは応募契約を締結した。

TKPは6月にノバレーゼへ出資し、持ち分法適用会社にしていた。出資比率を高めて共同出店などを強化するほか、人的交流も検討する。TKPの河野貴輝社長は「新しいブライダルのあり方に挑戦していく」と意気込む。

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