美濃窯業が14日に発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比29%増の5億3100万円だった。半導体製造装置のセラミック部品などをつくる工業炉の事業で、設備投資需要の回復を取り込んだ。
売上高は4%増の72億円だった。耐火物事業ではセメント業界向けで建設工事の人手不足などの影響でセメント生産量が減り不調だったが、半導体製造装置やバイオマス発電装置関連の顧客を開拓して補った。歩留まり向上などの効果もあり営業利益は33%増の7億1700万円となった。
25年3月期通期の連結業績は従来の見通しを据え置いた。売上高が前期比9%増の155億円、純利益が4%増の11億円を見込む。名古屋市内で記者会見した太田滋俊社長は「原材料費が上がってきているため先行きは厳しいかもしれない」と話した。
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