高級綿を収穫する(左から)鎌倉シャツの貞末社長、今治市の徳永市長ら(13日、愛媛県今治市)

「鎌倉シャツ」を展開するメーカーズシャツ鎌倉(神奈川県鎌倉市)とユニチカ子会社のユニチカトレーディング(大阪市)は13日、愛媛県今治市で有機栽培した綿の高級品種「超長綿」の収穫イベントを開いた。農業生産法人しまなみコットンファーム(今治市)の協力で今年初めて本格栽培した。種入り綿花450キログラムの収穫を見込む。

収穫した綿は「しまなみコットン」と名づけた。ユニチカの紡績技術と鎌倉シャツの製造技術で、原材料から縫製まで「オール・メード・イン・ジャパン」の「しまなみコットンシャツ」に仕上げる。2023年に試験栽培して収穫した綿花で製作したシャツ700着を22日に全国で発売する。価格は1万3200円。

13日のイベントで鎌倉シャツの貞末奈名子社長は、繊維製品の国内自給率が1.5%にとどまることから、「地産地消が最も環境に優しい。この試みが大きく広がっていくことを願っている」とあいさつ。今治市の徳永繁樹市長は「次のステージへ向けて、今治から夢を創造していってほしい。今治を活用してもらいたい」と話した。

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