発表によりますと、楽天グループのことし1月から9月までの9か月間の決算は、売り上げが1兆6176億円と、この時期として過去最高となりました。
通信販売などのインターネット事業のほか、クレジットカードや銀行などの金融事業で好調な業績が続いているためです。
一方で、最終的な損益は携帯電話事業で基地局の整備や営業の費用がかさんだ影響で、1503億円の赤字と、この時期として6年連続の赤字となりました。
ただ、携帯電話事業は契約数が増えたことなどから業績は持ち直していて、グループ全体の赤字幅も2084億円だった前の年の同じ時期から縮小しました。
また、9月まで3か月間の決算で見ると営業利益が5億円となり、17四半期ぶりに黒字に転換しました。
会社は、傘下の「楽天カード」と金融大手の「みずほフィナンシャルグループ」が資本業務提携を結ぶことで合意したと発表し、事業の強化を通じて業績の底上げをどう図るかが課題となります。
記者会見で三木谷浩史社長は「資本業務提携で総合的な補完関係が実現できる。期待に応えられるように頑張っていきたい」と述べました。
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