クラブハリエの特製バウムクーヘンと近江八幡市産の素材=同社提供

たねやグループの洋菓子部門クラブハリエ(滋賀県近江八幡市)は同市のふるさと納税返礼品として新たに特製バウムクーヘンを提供する。市内で生産される卵、米粉、もち小麦を主要素材に使い、これまでの商品とは食感が異なる。13の納税サイトで20日から受注する。納税を機会に近江八幡市への理解を深めてもらい、まちおこしのきっかけにする狙いだ。

特製品の名称は「近江八幡バームクーヘンmini」。返礼品として既存の直径10センチメートル程度の商品と同様な外見だが、主要素材は地元産にこだわった。必要な寄付額は6個入りが9000円、12個入りは1万8000円。もち小麦はでんぷんの中にアミロースという物質を含まず、米粉と一緒に使用することで「しっとり感が増す」(クラブハリエ広報)という。

近江八幡市の返礼品は従来、名産の近江牛関連が多かった。だが、全国ブランドに成長した、たねやグループの商品を求める納税者の声が高まり、2023年6月にはバウムクーヘンやカステラがラインアップに加わった。

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