三井不動産が8日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比32%減の883億円だった。オフィス賃貸やホテルなどの事業は好調だったが、前年同期に米国の大型物件や有価証券の売却益があった反動で減益となった。
売上高は微減の1兆1624億円、営業利益は6%減の1694億円だった。出社回帰で都心部のオフィス賃料が上がり、インバウンド(訪日外国人)の増加でホテル事業の客室単価は前年同期比1.2倍になるなど好調だったが、物件売却の減少分を補えなかった。
25年3月期通期の業績予想は据え置いた。純利益は前期比5%増の2350億円を見込む。下期に資産売却を計画している。
住友不動産が同日発表した24年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比3%増の1094億円だった。同期間として過去最高になった。オフィス賃貸が好調だったことに加え、分譲マンションの価格上昇も寄与した。
同日、不動産開発大手5社の4〜9月期決算が出そろった。3社が最終増益だった。
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