モスフードサービスは8日、オーストラリアの事業から撤退したことを明らかにした。海外の不採算店舗見直しの一環で、8月末までに東部ブリスベンで展開していた3店舗を閉店した。6月には中国本土でも全6店舗を閉店して撤退していた。

豪州事業はモスフードサービスのほか、台湾でモスバーガーを展開する関連会社の安心食品などとの合弁で展開していた。11年にブリスベンに1号店を出店し、ピークの2019年度には6店あった。

中村栄輔社長は「海外事業全体の利益回復を目指し、必要に応じて不採算店の閉店や店舗当たりの収益力向上に取り組む」と説明した。

モスフードは24年6月末時点で台湾や香港など海外に441店舗を展開している。24年1〜6月期の海外事業の営業損益は9200万円の黒字(前年同期は1億4800万円の赤字)だった。

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