ホソカワミクロンの大阪工場(大阪府枚方市)

粉体製造装置大手のホソカワミクロンは8日、2024年9月期の年間配当を従来予想から20円積み増し、120円にすると発表した。23年9月期と比べても32円50銭の増配となる。総還元性向50%という新しい目標を設定したことを受け、配当も拡充する。

同日発表した24年9月期の連結決算は、製品の値上げや円安などが寄与し、売上高が前の期比7%増の854億円、営業利益が4%増の82億円となった。

25年9月期は売上高が前期比3%減の830億円、営業利益で21%減の65億円を見込む。電気自動車(EV)用電池の製造に使う粉体加工装置を中心に需要先の慎重な投資姿勢が継続することが業績の重荷となるとみている。

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