リンコーコーポレーションが8日発表した2024年4〜9月期の連結純利益は、前年同期比25%減の1億7700万円だった。前年同期に土地の売却益を計上した反動で減益となった。主力の運輸部門でも、コンテナ貨物の取り扱いが減少し利益が落ち込んだ。売上高は同2%増の66億円だった。
運輸部門は、海上運賃の高騰などを背景にコンテナ貨物の取扱量が前年同期比13%減少した。作業料金の値上げや作業効率の向上など経費削減に努めたが、同部門の営業損益は2800万円の赤字(前年同期は6600万円の赤字)だった。ホテル事業は集客が好調で宿泊部門は新型コロナウイルスの感染拡大前を超える水準に回復。増収増益を確保し、利益面では同社の稼ぎ頭になっている。
25年3月期の見通しは、純利益が前期比6%増の3億8000万円、売上高が同3%増の135億円の従来予想を据え置いた。
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