鋳物製造・販売の能作(富山県高岡市)は6日、錫(すず)製ジュエリーの新ブランドを立ち上げネットで販売開始したと発表した。東京都内の百貨店などでも順次売り出す。錫製で手で曲げることができる食器づくりの技術を、指輪やイヤリングなどに応用していく。
ブランド名は「NS by NOUSAKU」。これまで酒器などに錫を100%使い、手で曲げられる柔らかさを実現してきた。今回は錫に金を混ぜて強度を生み出し、ジュエリーなどに加工できるようにした。能作千春社長は「主成分は錫なので、肌になじみやすい錫の独特の風合いがいかされている」と特徴を語る。
コレド室町テラス(東京・中央)に直営店を設け20日から売り出す。11月13〜19日には伊勢丹新宿店本館(東京・新宿)で期間販売する。
新ブランドのディレクターとして建築家の永山祐子氏が参加した。同社は錫製食器の販売などで東京や大阪に19店舗を展開してきたが、ジュエリーの直営店は今回が初めてとなる。
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