航空機向け部品の需要回復で、ミネベアミツミの4~9月期営業益は過去最高だった

ミネベアミツミが6日発表した2024年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、営業利益が前年同期比69%増の481億円だった。この期間として過去最高だった。航空機向けの軸受け(ベアリング)販売が回復した。未定だった4〜9月期の配当(中間配当)は前年同期と同額の20円とした。

売上高は16%増の7782億円、純利益は27%増の260億円だった。市況が回復するデータセンター向けにベアリングやモーターの販売が増えた。5月に買収が完了したパワー半導体関連の子会社も、業績を押し上げた。

25年3月期通期の純利益は前期比22%増の660億円と、従来予想から70億円下方修正した。外貨建て債権などの評価損が想定以上に膨れる。

売上高は11%増の1兆5600億円、営業利益は40%増の1030億円と、いずれも従来予想を据え置いた。下期の想定為替レートは1ドル=145円と、上期に比べ約8円円高方向に見直した。

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