ロジネットジャパンはドライバー給与を最大15%引き上げる賃上げなどを実施している(札幌市)

ロジネットジャパンが6日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比6%増の385億円だった。食料品や日用品などの大手取引先の取扱数量が増加したほか、取引先ごとに進めている料金改定の効果も出た。4〜9月期としては4期連続で最高を更新した。

純利益は8%増の11億円となった。ドライバーの給与を最大15%引き上げる賃上げなどを実施し人件費が増加したが、増収効果で増益を確保した。営業利益は10%増の18億円、経常利益は8%増の18億円だった。

物流業界ではドライバーの残業規制強化で輸送力が低下する「2024年問題」が懸念されている。同社では「賃上げ効果もあり十分にドライバー確保ができている」(橋本潤美社長)といい、輸送力の低下などは発生していないという。

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