京王電鉄は6日、全駅にホームドアを設置すると発表した。総事業費は831億円を見込み2024年度に着工する。30年代中ごろの実用化を目指し、ワンマン運転実施に向けた自動運転設備の整備を進める。
今回ホームドアの整備を決定したのは京王線や相模原線、高尾線など45駅。新宿駅や調布駅など設置済みのターミナル駅の他、計画や工事が進んでいる井の頭線と合わせて、全駅に整備されることになる。45駅分の総事業費のうち、ホームドア工事に669億円を、自動運転化に向けた工事に162億円を振り向ける見込み。
同社は自動運転を進めてワンマン運転の実用化を図る。ホームドアがあることで列車後部で安全を確認する車掌を省くことができ人員の省力化につながる。自動運転化により運転士の操作は緊急時を除き出発ボタンの操作のみになり、負担軽減にもつながる。
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