航空需要の創出やビジネスジェットの利用促進などで連携する(6日、札幌市)

札幌市と札幌丘珠空港ビル(札幌市)、北海道エアポート(HAP、北海道千歳市)は6日、航空ネットワーク利用促進に関する連携協定を締結した。札幌市の市街地近くに立地する丘珠空港の強みと、新千歳空港など道内7空港を運営するHAPのネットワークを生かしインバウンド(訪日外国人)誘致や道内周遊促進に取り組む。

海外富裕層向けのビジネスジェットの利用促進や、丘珠空港と新千歳空港間を直接結ぶバスの運行など、空港間のアクセス改善も検討する。また、空港運営や機能強化に向けたノウハウの共有も進める。

札幌市の秋元克広市長は「人口減少が見込まれる中で、ビジネスや観光需要への対応がより重要になる」と指摘した。HAPの蒲生猛社長は、丘珠空港が目指す滑走路延伸が実現すれば「機能が大きく変わる。どう需要を取り込んでいくか今のうちから考えていく必要がある」と述べた。

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