ロッキーは新たな安全規制に対応して後方確認の機能を強化した

ダイハツ工業は5日、小型車「ロッキー」など3車種で後方確認などの機能を改良した車両を発売した。原材料や部品、物流などのコスト上昇を反映し、平均で約5%値上げする。

車両の後方確認に関する新たな安全規制に対応し、車の真後ろの人や障害物を検知できるよう音波センサーを追加した。希望小売価格は176万1100〜243万2100円。ロッキーのほか、軽商用車「ハイゼットカーゴ」や「アトレー」も一部改良した車両を発売した。新規制に対応した軽「ミライース」や「タント」に続く市場投入となる。

ダイハツは車の量産に必要な型式指定の認証試験での不正を受けて開発を停止した影響で規制対応が間に合わず、「コペン」「タフト」「トール」などが10月末から生産を停止している。「多少の納期遅れは出るが、大きな影響はないところまで期間を縮められた」(星加宏昌副社長)とし、他の車種でも改良して再投入を進める。

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