日本ケミコンは5日、2025年3月期の連結純利益が40億円(前期は212億円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想から、34億円下方修正した。中国の景気減速で、産業機器向け部品の受注回復が遅れることが主因だ。
売上高は12%減の1330億円と従来予想から200億円引き下げた。中国などを最終顧客とするファクトリーオートメーション(FA)やロボット向けのコンデンサーの需要回復が遅れている。
同日発表した24年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比25%減の599億円、純利益は7800万円(前年同期は227億円の赤字)だった。AI(人工知能)サーバー向けの出荷が伸びる一方で、電気自動車(EV)販売の減速で自動車向けが伸び悩んだ。
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