ファーストリテイリングが5日発表したカジュアル衣料品店「ユニクロ」の10月の国内既存店売上高(電子商取引含む)は、前年同月比7.5%減だった。前年同月を下回るのは7カ月ぶり。気温が暖かく、アウターなど冬物衣料の販売が苦戦した。
客数は6.9%減と7カ月ぶりに減った。前年同月より休日が1日少なかったことが影響した。客単価も0.7%減と10カ月ぶりにマイナスとなった。
機能性素材の「ヒートテック」やコートなどの重衣料が振るわなかった一方で、Tシャツや「エアリズム」など夏物衣料が売れ筋商品の上位に並んだ。「本来は重衣料が動き出す時期だが、1カ月ほど季節が遅れている」(同社)という。
10月25日には東京・新宿に「ユニクロ新宿本店」を開き、開店前から行列ができた。下旬にかけて気温も下がり、カシミヤのセーターなどが売れ始めているという。
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