運行する自動運転の大型バス

大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は1日、自動運転の大型バスを10日から約1年間の期間限定で運行すると発表した。大阪城東部エリアで整備中の次世代交通の体験会場の周辺で走らせる。特定条件下で運転を完全自動化する「レベル4」の市街地での運行に向け、実用性と安全性を検証する。

運行する期間は11月10日から2025年10月末まで。大阪歴史博物館や京橋駅、森ノ宮駅などを結ぶ周回ルートと、京橋駅と次世代交通の体験会場「e METRO MOBILITY TOWN(イーメトロ・モビリティ・タウン)」を結ぶ往復ルートで運行する。料金は大人210円。

今回は運転手のハンドル操作や加減速をシステムがサポートする自動運転「レベル2」で運行する。自動運転バスの運行は同社として初めて。

大阪メトロは2025年国際博覧会(大阪・関西万博)を契機に特定条件下で運転を完全自動化する「レベル4」でのバス運行の実現を目指している。走行情報などを収集して、実現性や安全性を検証する。

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