天候不順で落ち込んだ青果物向けを除き、段ボール需要は横ばいとなっている。

レンゴーが1日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比3%増の188億円となった。段ボールの生産量は前年並みとなっている。原料高などにより営業利益は落ち込んだものの、4月の包装事業の買収にともなう特別利益が押し上げた。

売上高は9%増の4951億円となった。包装事業の買収が寄与した。利益面では、原料となる古紙や物流費が上昇していることに加え、人件費や減価償却費など固定費の増加もあり、営業利益は前年同期比23%減の197億円となった。

通期の業績予想は据え置いた。4月以降進めている段ボールや紙器製品の価格改定が、24年度下期から業績に寄与すると見込む。

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