相鉄ホールディングス(HD)は31日、2025年3月期の連結純利益が前期比29%増の208億円と過去最高になる見通しだと発表した。従来予想を17億円上回る。訪日外国人(インバウンド)客の増加でホテル事業が好調に推移しているという。好業績を受けて年間配当を60円(前期は50円)に引き上げる。
営業収益は同8%増の2917億円(従来予想は2907億円)、営業利益は同16%増の336億円(同318億円)を見込む。都市部を中心にインバウンド向けのホテルの収益が大幅に伸びているという。韓国や台湾など海外のホテルの好調も業績を押し上げる見通し。
同日発表した24年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比70%増の152億円だった。営業収益は19%増の1484億円、営業利益は67%増の218億円。横浜駅直結の複合高層ビル「ザ・ヨコハマフロント」に加え、神奈川県海老名市や横浜市のマンション・戸建て販売が寄与した。7月に開業した大型商業施設「ゆめが丘ソラトス」など沿線の不動産賃貸業も好調だった。
【関連記事】
- ・相鉄HD、横浜駅西口を大改造 オフィス・文化機能強化
- ・相鉄線・ゆめが丘が街開き 複合商業施設のソラトス開業
- ・横浜駅「ザ・ヨコハマフロント」20日開業 相鉄と東急
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。