JR東日本が31日発表した2024年4〜9月期連結決算は、純利益が前年同期比19%増の1397億円だった。新型コロナウイルス禍前の19年同期(1885億円)の7割強に回復した。3月に金沢―敦賀間で延伸した北陸新幹線などの旅行需要が伸び、定期外を中心に運輸収入が増えた。駅ナカの物販やホテルの宿泊利用も好調だった。
売上高は7%増の1兆3951億円、営業利益は23%増の2356億円だった。鉄道の運輸収入は6%増の8788億円とコロナ禍前の93%まで回復した。内訳は新幹線収入が9%増、定期外が7%増、在来線中心の定期券は3%増だった。
25年3月期通期の連結業績予想は据え置いた。売上高は前期比4%増の2兆8520億円、純利益は7%増の2100億円を見込む。
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