電池製造のFDKは30日、2025年3月期の連結純利益が前期比2.9倍の3億5000万円になりそうだと発表した。従来予想の2億円から1億5000万円上方修正した。電池の材料になるニッケルやリチウムなど金属価格の下落で採算が改善する。
為替相場の円安傾向もあり、営業利益は2.3倍の13億円と従来予想から3億円引き上げた。売上高は前期並みの630億円で据え置く。
同日発表した24年4~9月期の連結決算は、売上高が8%増の326億円、最終損益は3億5200万円の黒字(前年同期は3500万円の赤字)だった。車に搭載される緊急通報システムなどに使う電池販売が欧州向けを中心に堅調だった。
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