コープさっぽろ(札幌市)傘下のトドック電力(同)は30日、スマートメーターで取得したデータを人工知能(AI)で分析し、冷暖房や冷蔵庫など5分類に分けて電気使用量を示すサービスを始めると発表した。電力消費のパターンに応じ具体的な節電方法などを提案し、電気料金の削減や環境負荷の軽減につなげる。
「トドでんAI」のサービス名称で11月1日から提供を始める。トドック電力に出資する伊藤忠エネクスの協力を得て、同社の資本業務提携先であるインフォメティス(東京・港)の技術を活用する。トドック電力の利用者はウェブのマイページから無料で利用できる。利用開始にあたり新たに機器を設置する必要はない。
インフォメティスはセンサーを使って家電ごとの電気使用量を推定する技術を持っている。同社が培った知見を基に、スマートメーターから得た30分単位の電気使用量をAIが冷暖房や冷蔵庫、待機電力、照明、その他の5つに分類、推定する。トドック電力は今後、センサーを使ってリアルタイムで電力使用状況を分析し、節電などにつなげる有料サービスの提供も検討する。
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