書店ゼロ自治体である静岡県長泉町は27日、町内にある美術館跡地でブックフェスを開く。町外の書店が出店するほか遊具や休憩スペースを設け、約3000人の来場を見込む。日本出版販売(日販)と連携する本を起点としたまちづくりの一環で、町内ににぎわいを生み出す。
2023年に閉館し24年に県に譲渡されて利活用が検討されている町内の旧ヴァンジ彫刻庭園美術館を会場とする。テーマは本とマルシェ、文学。本や雑貨、野菜などを販売するほかアート体験も用意する。文学をテーマにコンサートなども催し滞在を促す。
町と日販は23年9月に町内のJR駅周辺にテーブルやイス、本を置き工作体験などのワークショップを開いて人流を増やす社会実験「駅前リビング」を実施。24年2月には同社として初めて町と包括連携協定を結んだ。
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