グーグル日本法人は23日、動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」の18歳以上の月間視聴者数が5月時点で7370万人を超えたと発表した。広告主向けイベント「YouTube Brandcast 2024」で国内の利用状況を開示した。18歳以上の日本の人口の68%以上にあたるといい、23年の同イベントで発表した視聴者数より、3.5%増えた。45〜64歳は2740万人以上と同世代人口の79%以上を占めた。
縦型の数十秒程度の短い動画「YouTubeショート」では1月の視聴者数が前年同月比2割増え、ショート動画をきっかけに長い時間の動画を視聴すると回答した人も69%に上った。ショート動画がほかの動画への誘導につながっているとした。20〜23年の3年間でコネクテッドテレビによるYouTubeの視聴時間が2倍以上に増えた。
コンテンツとしては猫を題材としたショート動画「猫ミーム」が人気で、国内で1〜6月に6万件以上の動画が投稿され、16億回以上再生されたという。
人工知能(AI)活用については、偽の情報が含まれるなどガイドライン違反の動画をAIで検知し、4〜6月には84%を視聴回数10回未満のうちに削除できたとした。生成AIを使った動画については、実在の人物や場所だと誤解される可能性があるため、ラベルを義務付ける取り組みを進めているとした。
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