インタビューに答える、台湾行政院の政務顧問に任命された野崎孝男氏

 台湾行政院(内閣)から外国人としては異例となる政務顧問に任命された野崎孝男氏(50)が23日、熊本市で共同通信などのインタビューに応じた。半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の熊本県進出で、地域住民との摩擦が一部で生じているとの認識を示し「台湾政府が日台友好的な活動に力を入れなければいけない」と語った。

 野崎氏はTSMC進出による地域への悪影響を調べ、行政院に報告する目的で来日した。調査では地域住民が経済効果を受けられていないといった不満や、交通渋滞の苦情が聞かれたという。野崎氏は「リスクのマグマがたまっている」などと述べ、問題解消に取り組む考えを示した。

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