江崎グリコと日本航空グループのジェイエア(大阪府池田市)は23日、赤ちゃん連れの飛行機客の利便性を高める「スマイルフライトプロジェクト」を始めると発表した。11月1日から12月15日の期間、ジェイエアが運航する全便でグリコの乳児用液体ミルクなどを提供する。赤ちゃん連れの航空便利用を促すとともに、液体ミルクのさらなる普及につなげる。
期間中の1万便以上を対象に、親の希望を確認したうえで生後0カ月から1歳前後までの乳児には母乳に近い成分を持つ液体ミルク「アイクレオ」、1歳前後から3歳未満の子供には「幼児のみもの こどもスムージー」を提供する。ジェイエア便の乗客全体の1〜2%が3歳未満だという。
グリコが飛行機客向けに乳幼児用飲料を提供するのは今回が初の試み。液体ミルクには哺乳瓶に移し替えるための専用ストローが付いているほか、生後6カ月以上なら直接ストローから飲むこともできる。シートベルト着用サインが点灯して客室乗務員が離席できないなかでも手軽に授乳ができる。
ジェイエアの担当者は期間終了後も「継続して提供するかを検討していきたい」と話した。
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