カルビーは、アイルランドにスナック菓子の販売会社を設立した。同社は2024年3月期に24%だった海外売上高比率を26年3月期までに30〜35%に高めることを目指している。ニュージーランドにも販売会社を新設しており、欧州とオセアニアでの販路拡大をめざす。
アイルランドのダブリンにこのほど販売会社を設立した。豆を原料とした健康志向のスナック菓子「ハーベスト・スナップス」や、18年に事業買収した英菓子メーカーの「シーブルック・クリスプス」を欧州連合(EU)各国で販売する。英国で14年に拠点を設立しており、EU内に新たな拠点を構えることで販売増をめざす。
ニュージーランドのオークランドにも販売会社を設立した。オセアニアでは16年に設立したオーストラリア拠点に次ぎ2カ所目。「Harvest Snaps」などオーストラリアで代表的な3商品を販売する。
カルビーは北米と中華圏を成長市場と位置づけ、「フルグラ」や「じゃがりこ」といった日本発の商品の展開を強化している。オセアニアと欧州の拠点を拡充することで事業拡大をはかり、市場の動向をみながら日本発ブランドの商品展開も検討する。
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