米医療機器大手ストライカーの日本法人、日本ストライカー(東京・文京)は21日、札幌市に「北海道物流センター」を開設したと発表した。これまでは大阪や東京の拠点から配送していたが、新拠点の開設で緊急手術にも対応しやすくなる。天候による配送遅れのリスクやトラック運転手が不足する「物流2024年問題」などに対応する。
整形外科手術では日本ストライカーから病院側に手術用の機器を貸し出す場合もあり、これまでは返却された機械を洗浄して大阪や東京の拠点に戻す必要があった。札幌の新拠点には洗浄機能も併設したことで効率的に出荷できるようになった。
新拠点には医療従事者向けに製品を展示して使い方を説明するスペースも設けた。日本ストライカーは、東京や大阪の物流拠点に加えて、23年に福岡県宇美町、24年8月に仙台市内に新たな物流センターを開設しており、物流体制を強化している。
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