サンケン電気は志賀工場の閉鎖に伴い約10億円の特別損失を計上する見込みだ

パワー半導体を手がけるサンケン電気は18日、子会社の石川サンケンの工場である志賀工場(石川県志賀町)を2026年4月末に閉鎖すると発表した。1月に発生した能登半島地震で被災し2月には一部ラインで稼働を再開していたが、震災の影響が大きく、閉鎖を決断した。

志賀工場は白物や自動車の部品の「後工程」に当たる組み立てを担っていた。今後は石川サンケンの他の工場や国内外の生産拠点に製造を移管する。今後、サンケン電気では後工程の生産再編をする。

志賀工場の閉鎖に伴い、24年7〜9月期の連結決算で約10億円の特別損失を計上する見込み。25年3月期通期の業績予想についても24年7〜9月期の決算発表で新しい予想値を発表する。能登半島地震で被災した堀松工場(志賀町)と能登工場(能登町)に関しては問題がないという。

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