中部電力は名古屋港の脱炭素化で豪サントスと提携する

中部電力は18日、オーストラリアのエネルギー大手サントスと脱炭素分野で包括協力する覚書を締結したと発表した。名古屋港の脱炭素化で提携するほか、サントスが豪州で手掛ける地熱など再生可能エネルギーの開発への協力を検討する。

サントスは豪州中部のクーパー盆地で、枯渇したガス田を二酸化炭素(CO2)の貯留地に転用する事業を進めている。中部電力は名古屋港周辺で回収したCO2を同盆地に輸送することを検討する。両社が協力して輸送方法やコストについて調査する方針だ。

クーパー盆地は地熱など再エネが豊富な地域でもある。中部電力は地熱発電に関する知見を生かし、同盆地での地熱開発について協力を検討する。中部電力が出資するカナダのスタートアップの技術を活用することも視野に入れているという。

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