ドトール・日レスホールディングスが15日発表した2024年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比16%増の42億円だった。都心部への人流回帰によりビジネス街や駅ビルの店舗が好調だった。課題だった朝食の時間帯の需要も回復した。
売上高は752億円と6%増えた。高単価メニューの提供で客単価が上昇した。既存店売上高は主力の「ドトールコーヒーショップ」を展開するドトールコーヒーで6.4%増、「洋麺屋五右衛門」など日本レストランシステムで5%増だった。営業利益は41%増の57億円。原材料高などで販管費が増えたが、増収やコスト削減で吸収した。
同日の決算会見で、星野正則社長は「(市場は)様々なコストが上昇し予断を許さない状況だが業績は順調だ。新たな取り組みで着実な回復をはかる」と話した。
25年2月期通期の業績予想は据え置いた。売上高で前期比4%増の1464億円、純利益で21%増の66億円を見込む。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。