日本ピザハットは15日からピザの配達料をなくし、価格を分かりやすくした

日本ピザハット(横浜市)は15日、同日からピザ全商品の価格を改定したと発表した。注文1件ごとに商品価格とは別にかかっていた配達料をなくし、配達料込みの定価と持ち帰り価格の2種類の料金に見直した。Mサイズピザ1枚を注文した場合、配達の場合は従来から120〜140円値下げになる一方、持ち帰り料金は60〜80円値上げとなる。分かりやすい料金で顧客の利便性を向上する。

対象はピザ全商品で、サイドやドリンクメニューの価格は変更しない。従来、ピザの料金は定価があり、宅配の場合は定価から30%値引きした価格に別途配達料280円、持ち帰りの場合は定価から50%引きで販売していた。料金が分かりにくいとの声を受けて、新たに配達料込みの価格を定価とし、持ち帰りの場合は定価から30%引きとするシンプルな価格体系に変更した。

主力の「ピザハット・マルゲリータ」(Mサイズ)の場合、従来定価が2180円で、配達の場合は1800円(配達料込み)、持ち帰りでは1090円だったが、新たな料金体系では配達1680円、持ち帰り1170円となる。

人件費や物流費の上昇を受けて同社は2023年4月から順次、従来無料だった配達料を導入した。これによって料金体系が複雑になっていた。ドミノ・ピザジャパン(東京・品川)も23年4月に注文金額の最大7%(上限299円)としていたサービス料を撤廃し、支払額を分かりやすくしている。

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