POS(販売時点情報管理)システム大手の東芝テックは1日、人工知能(AI)の新会社を設立したと発表した。生成AIを使って来店客の購入情報を基に、次に買いそうな商品を推定する販売促進サービスを提供する。スーパーやドラッグストアなどに売り込み、5年後をめどに約80億円の売上高を目指す。
【関連記事】 東芝テック、10月にAI新会社 仮想の消費者像を生成新会社のジャイナミクス(東京・港)を10月1日付で設立した。社員数は20人程度を計画し、東芝テックの社員や親会社の東芝の技術者が加わる。
新たな販促サービスでは生成AIが「共働き世帯」「まとめ買いを好む」など、架空の消費者像をつくる。その上で、来店客の購入情報をもとに、次に買いそうな商品を推定する。生成AIを使えば、より客の好みに沿ったクーポンを配布でき、小売店側は効率よく販促できる。
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