DSは配送の中継地点の役割を担う(沖縄県内のDS)

アマゾンジャパン(東京・目黒)は24日、宅配の仕分けなどを担う配送の中継拠点を2024年中に前年末比3割増の約65カ所に増やすと発表した。1〜9月は全国12カ所に拠点を開設済みで、年内に3拠点を加える。翌日配送や「置き配」を選べるようにし、利用者の拡大につなげる。

増設するのはアマゾンが「デリバリーステーション(DS)」と呼ぶ配送拠点。大型の物流倉庫から出荷した荷物を地域別に集約し、効率的に配送先に届ける中継地点の役割を担う。DSからは主に置き配に対応する自社の配送網で荷物を届けるため再配達が減り、ドライバーの負担も軽くなる見込みだという。

三重や大分など6県では初めてDSを開設する。DSの新設で24年は合計で約3000人の新規雇用を生み出すとしている。

アマゾンジャパンは配送拠点から各世帯・事業所までの「ラストワンマイル」分野への投資を増やしている。8月には、同分野に24年中に250億円以上を追加投資すると発表していた。

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