富士急グループの富士山麓電気鉄道(山梨県富士河口湖町)は24日、車輪と車軸からなる部品「輪軸」を緊急点検した結果、全31両の124本のうち組み立て工程の圧入力値が15本で目安値を下回り、36本は他社車両を譲り受けたため確認できなかったと発表した。いずれも車輪の間隔や車軸の緩みを点検し、「安全性に問題ないことを確認した」としている。
同社は輪軸の組み立て作業を外部2社に委託している。15本中12本は京王電鉄グループの京王重機整備によるもので、データを改ざんした報告書が提出されていたという。残る3本は別の業者で、データの改ざんはなかったとしている。京王重機整備に対しては再発防止の徹底を求めるという。
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