貸会議室大手のティーケーピー(TKP)が空きスペースのシェアリングサービスを手掛けるスペースマーケットの株式を取得したことが12日、分かった。TKPが同日、関東財務局に提出した変更報告書によると、TKPの保有比率は21.22%。同社によると株式取得費用は約10億円で、スペースマーケットは持ち分法適用会社になったという。

スペースマーケットの12日の終値は前日比80円(20%)高の475円だった。TKPはスペースマーケットのシステムを使い、小規模の貸会議室の予約から決済までをオンラインで完結できるようにする。

TKPは小規模レンタルスペースの運営をスペースマーケットに委託することも視野に入れる。TKPの河野貴輝社長は「民泊で使っているマンションを企業の社宅として活用できないかも検討する」と話した。

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