パンパシHDは13日から格安SIMサービス「マジモバ」の提供を始める(12日、東京都品川区)

ディスカウント店「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(HD)は12日、格安SIMサービス「マジモバ」を13日から始めると発表した。3ギガバイト(GB、ギガは10億)で月額770円と割安なプランを提供し、電子マネーアプリ会員向けにはさらにクーポンなどの特典を付ける。月間3000件の契約を目指す。

パンパシHDは格安携帯電話サービスのエックスモバイル(東京・港)と提携して始める。データの使用量に応じて計4段階のプランがある。「驚安プラン」は3GBまでで月額料金が770円と低価格だ。また使用量が多い利用者向けには「最驚プラン」として15GB(2508円)〜50GB(6050円)を用意した。

サービスは電子マネーアプリ「majica(マジカ)」の会員向けに特典を用意した。会員にはドンキの「ドンペン」や「アピタ」などユニーグループで使う「アピタン」など独自キャラクターから「#今月のおごり」として毎月、様々な商品と交換できるクーポンが配信される。エナジードリンクや卵パック、ドンキのプライベートブランド(PB)「情熱価格」の袋菓子などと無料で交換できる。

パンパシHDは13日から格安のモバイルWi-Fiも提供する(12日、東京都品川区)

そのほか、モバイルWi-Fi(ワイファイ)「最驚Wi-Fi」サービスも始める。月300GBで月額4180円とした。動画投稿サイトで1日当たり16時間分の動画を見られるデータ使用量になる。特典は同じだ。格安SIMとモバイルWi-Fiの契約数はそれぞれ月間3000件を目標に掲げる。

12日に都内で記者会見したパンパシHDの森谷健史上席執行役員は「家計の固定費として重い通信費を少しでも軽くなるよう支援したい。新サービスはマジカの会員を広げるための一環として提供する」と語った。

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