ながの東急ライフは地上5階建てで1〜3階に店舗が入る=ながの東急百貨店提供

ながの東急百貨店(長野市)は12日、子会社の北長野ショッピングセンターが運営する長野市内の商業施設「ながの東急ライフ」が2025年3月末で営業を終了すると発表した。閉店後に土地と建物を外部に売却する。建物の老朽化で大規模な設備更新が必要なため、今後の事業継続が困難と説明する。

営業終了後に土地と建物をマンション開発などを手がけるマリモ(広島市)に売却する。正社員やパート、アルバイトを含めた約30人については「基本的にながの東急百貨店に転籍してもらう」(ながの東急百貨店担当者)という。

ながの東急百貨店によると、2008年前後のピーク時にはテナントの売り上げも含めた総売上高が約45億円あったが、23年度には約25億円まで減少していた。経営資本をJR長野駅前にある、ながの東急百貨店に集中させる。

ながの東急ライフはJR長野駅から4キロメートルほどの場所にあり、1990年の開業から建て替えなく営業している。ながの東急ライフは地上5階建てで1〜3階に店舗が入る。近隣にしなの鉄道(長野県上田市)の北長野駅と長野電鉄(長野市)の信濃吉田駅があるが、主要客層は徒歩で来店するシニア層という。

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