日銀が発表した8月の企業物価指数の速報値は、2020年の平均を100とした水準で123.0となり、去年の同じ月と比べて2.5%上昇しました。

伸び率は、比較的高い水準となっていますが3.0%だった前の月より縮小しました。

伸び率の縮小は、去年12月以来、8か月ぶりで、日銀は主な要因として中国経済の減速に伴い銅やスクラップの価格が下落したことなどをあげています。

また、円ベースでみた輸入物価指数は、去年の同じ月と比べて2.6%上昇しました。

伸び率は、外国為替市場で円高が進んだことなどから10.8%だった前の月より縮小しています。

日銀は企業の間で原材料価格の上昇分を販売価格に転嫁する動きが続いているとしていて、こうした動きが消費者物価にどの程度影響があるかなど注目されます。

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