日銀が12日発表した8月の国内企業物価指数(2020年平均=100、速報)は123・0となり、前年同月比2・5%上昇した。伸び率は7月(3・0%)から0・5ポイント下落し、8カ月ぶりに鈍化した。中国経済の減速を背景に、銅やアルミといった非鉄金属の相場が下落した。  非鉄金属の伸び率は11・4%で、7月(18・9%)から大幅に鈍化した。原油価格の下落も全体の指数を押し下げ、石油・石炭製品は4・0%のマイナスとなった。  一方、コメの高騰が続く農林水産物は5・3%上昇した。電力・都市ガス・水道も政府補助金がいったん終了となった影響で10・6%上がった。


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