11日のニューヨーク株式市場では、アメリカの半導体大手、エヌビディアのCEOがAI向け半導体の需要について強気な見通しを示したことなどから、ハイテク関連銘柄が多いナスダックをはじめ主要な株価指数がそろって上昇しました。

これを受けて東京株式市場でも半導体市場の先行きに期待感が広がり、取り引き開始直後からハイテク株を中心に買い注文が広がっています。

また、アメリカの利下げのペースが緩やかになるという見方から外国為替市場でドルが買い戻され、いくぶん円安ドル高が進んでいることも輸出関連銘柄の買い注文につながり、日経平均株価は一時、1200円以上の値上がりとなっています。

市場関係者は「きょうは日銀の金融政策の決定にかかわる田村審議委員が講演する予定で、今後の金融政策に関してどのような発言を行うかに注目が集まっている。発言の内容によっては円相場が変動し、株価が影響を受ける可能性もある」と話しています。

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