鹿児島県酒造組合(鹿児島市)がまとめた2023酒造年度(23年7月〜24年6月)の県産本格焼酎の生産量(製成数量、25度換算)は3年連続で増加し、前年度比8.9%増の11万9376キロリットルだった。出荷量(課税移出数量、同)は3.9%減って8万6320キロリットルとなった。

同組合によると、生産量の増加はサツマイモの病気である基腐病の影響が減ったことや、新品種のサツマイモを原料として使うメーカーが増えてきた影響があるという。一方で出荷量の減少には、長期的な需要低迷に加えて値上げに伴う需要減が影響したという。

出荷量(実数)を原料別にみると、イモが3.1%減の5万8829キロリットルだった。麦と黒糖はそれぞれ6.0%減、2.3%減だった。輸出数量(実数、23年4月〜24年3月)は中国向けが落ち込み、前年同期比で38.7%の大幅減となった。

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